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浦安エデュケーション 2005春号
早い?遅い?子供の英語、いつから?
英語のプロ、留学カウンセラーの英語相談

将来「コンピューター」と「英語」はできたほうがいい・・・これは、世界各国での共通の認識です。
それでは、何歳から英語の勉強をさせればよいのでしょうか?義務教育である中学生になってからでも遅くないのでしょうか?また、いっそのこと小学生や中学生から海外留学させたほうが良いのでしょうか?

数多くの方々のご相談を受けてきて、これは私なりの結論ですが、「正規留学(日本の学校を辞めて現地の学校へ留学する)は大学から」と思うのです。もちろん、ご家庭の教育方針や子供さんの置かれている環境や状況によっても違うでしょうが、小学生や中学生からの正規留学は早すぎると思います。国語は中学のレベルまでは終了しておきたい・・・となると、小学生や中学生の時に英語だけの環境に入れてしまうと、日本語もままならぬ日本人になってしまう恐れがあります。

小学校低学年の二人の女の子を持つご両親が、どうしても英語の使える子供に・・・と意を決してカナダに移住されました。平日は現地校に通わせ、日本語も忘れないようにと土曜日は日本語の補修校への送り迎えでヘトヘト・・・しかし姉妹間では英語で話してしまっているのです。家庭内でいくら日本語で話しても、友達が英語なものですから、英語のほうが楽になってしまうのです。私自身、30歳になってからアメリカの大学院に留学しましたが、クラスメートであるインド人の男性は、5歳のときに3カ国語も操っていたそうです。両親と話すときは英語、乳母と話すときはベンガル語、外に出るとヒンズー語。人を見れば即座に「何語か?」がわかっていたそうなのです。大脳学的にも、複数の母国語を持つには10歳までが限界だそうです。私も英語と日本語が話せますが、日本語が母国語、英語が第二言語です。母国語と第二言語の脳は全く違う場所にあり、「第二言語を話す」ということは、訓練によってそのトランスレート(翻訳)が早くなっているだけだそうです。バイリンガルやトリリンガルは、生まれながらの環境によって決まるもので、そうでない場合、無理やりその環境を作り上げるよりも、子供の自発性(子供が本当に英語を勉強したいと思う気持ち)に任せたほうがいいと思うのです。そして、そのチャンスを与えるのは親の役目なのではないでしょうか?

夏休みや春休みを利用して海外に短期留学させたり、近所の英語学習塾に通わせるのは、親がそのチャンスを与える良いきっかけになるでしょう。2ー3週間の短期留学に行ったところで、ペラペラになれるわけがありません。目的は、英語を勉強するモチベーションづくりのためです。「今度Tomに会ったときには、ちゃんと英語で話したい!」そういった体験が「がんばって英語を勉強しよう!」というモチベーションにつながるのではないでしょうか?英語はサッカーやピアノほど子供にとって身近ではありませんので、子供みずから「英語を習いたい!」という気になるのは難しいのです。むしろ、親が子供に対して、英語に触れるチャンスを与えてあげるほうが現実的かと思います。

留学図書館
東京・自由が丘にあり、留学と英語に関するカウンセリングが受けられる。5歳から75歳の留学実績があり、各マスコミでも頻繁にとりあげられている。

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